【トラキャンとは？】人気急上昇中トラックキャンパーを徹底解説

「トラキャン」とは、トラックの荷台に
シェルを積載したキャンピングカーです。

ここでは「トラキャン」について徹底的に解説します。

　

そもそもトラキャン(トラックキャンパー)ってなに？

トラキャンは、荷台のある車にシェルと呼ばれる居住空間を積載したキャンピングカーです。

居住性を追求したキャンパーシェルはもちろん、簡易シェルター、趣味や仕事に特化したものなど様々な使い方ができます。

　

海外ではハイラックスなどのピックアップトラックをベースにしたタイプがメジャーですが、日本では軽トラベースが人気です。

トラキャン(トラックキャンパー)の特長

キャンピングカーには「トラキャン」のほかにも「キャブコン」「バンコン」「バスコン」「軽キャン」などの種類があります。

　

キャブコンなどは、車を改造したり車内が架装されていて車とシェルが一体です。
一方「トラキャン」はそれらを行わず、車とシェルは別体です。

まだまだ数が少なく知る人も少ない異色な存在のトラキャン。
そんなトラキャンとそのほかのキャンピングカーの違いを解説していきます。

　

シェルは積載物

トラキャンはシェルを荷台に積んでいるだけなので、シェルは積載物として扱われます。

そのためシェルには、車検はなく税金もかかりません。
法律なども車のものではなく積載物のものが適用されます。

　

脱着ができる

シェルは積載物なので降ろすことができます。
ほかのキャンピングカーとの最大の違いです。

脱着方法はビルダーによりさまざまですが、多くはジャッキの付いた脚を使用します。

　

1台で2役

シェルを積めば「キャンピングカー」降ろせば「トラック」として使え、1台で2役になります。

普段はキャンピングカーとして使用し、引っ越しの際はトラックとして使う。

平日はトラックを仕事で使い、
週末はシェルを積んで旅に出る。

そんな使い方ができるのもトラキャンならではの魅力です。

トラキャン(トラックキャンパー)が人気急上昇中の理由

「トラキャンは異色の存在」と紹介しましたが、近年は注目を集め人気急上昇中。

シェルは積載物のため、キャンピングカービルダーのみならず他業種が参入しやすくなっています。

　

トラキャンシェルビルダーは全国各地でどんどん増加中です。

販売価格が安い

なんといっても購入価格が安いこと。

サイズや装備が同等のキャブコンより100万円ほど安く購入できます。

軽キャブコンは300万円～ですが軽トラキャンはベース車と合わせても200万円～です。

贅沢にオプションを付けた軽キャブコンだと600万円を超えることも。
しかし、軽トラキャンなら400万円を超えることはまずありません。

キャブコンだと予算オーバーで諦めざるを得なかった装備も付けられます。
※ビルダーやオプションにより異なります

　

居住性を求めない場合やベース車を中古にする、DIYを取り入れるなどするとさらに低価格になります。

すでにトラックを所有していればシェルだけ買えばいいので最安50万円～でキャンピングカーが手に入ります。
シェルには車検も税金もないので維持費の増加もありません。

縛られない自由な発想

車の法律や8ナンバーの縛りがないため、家具や収納など内装のレイアウトはもちろんシェルの色や形も自由。

ただし積載物の法律を守る必要があります。

　

シェルだけ購入し内装はDIYするもよし、今日から使えるように作り込んでもらうもよし。

ビルダーによりオプションはさまざまですが、自由にオーダーできるビルダーが多いのも特徴。

既存のキャンピングカーにはない理想の外観やレイアウトを実現することもできます。

　

どちらかだけ替えられる

車とシェルは別体なので、車だけの乗り換え、シェルだけの載せ替えができます。

どちらかだけを新モデルに替えることも、複数のシェルを用途に合わせて載せることも。
また、事故や故障などで買い替えが必要な場合はどちらかが無事であればコストを最小限に抑えられます。

　

トラキャン(トラックキャンパー)まとめ

トラキャンについて徹底解説してきました。

今はまだマニアックな存在ですが少しずつ知られ数も増えてきています。

しかし、ビルダー(販売店)の情報が少なく情報収集は困難を極めるのが現状です。